忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Ibanez PM7




フェイザーってセンスが問われる感じがしますね…。




第24弾、Ibanez PM7です。
しれっと更新していますが、実は今年度初の更新です。
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。

で、フェイザーです。本機。
前回はラブペのvibeという元ネタがフェイザーという噂のブツでした。
一時期フェイザーにハマりまして、研究がてら買ったのがこれです。
はじめに一言、感想から書きますね。これ万能。



さてコントロールをば。
左からSPEED、DEPTH、MANUAL、FEEDBACKです。
これらのツマミは押したら上に飛び出て回せるようになり、
もう一度押したらセッティングが変わらないように戻って固定されるという
素晴らしい作りになっていました。
なぜこれが他社でも流行らなかったのか。
デザインと加工の手間となにより本シリーズがあまり売れなかったこと
問題なんだとは思いますが、普通に便利。

つまみの下にはWAVEFORMの選択とMODEの切り替えスイッチがあります。
波形選択では一番左が普通のフェイザーになり、それ以外では飛び道具色が強いですね。
一番右にしてリングモジュレーションっぽくしたり発振させたりして遊べます。

ここまでさらっと書きましたが、各ツマミやスイッチの効果はこちらを見てください。
今回は正相や逆相の話が出てきてどうも文章じゃ伝えにくい。
特にMANUALとFEEDBACK、それにMODE選択がキモで、
これらの組み合わせでかなりの幅のフェイズサウンドが生み出せます。




わりとコントロールの説明が投げやりですが、ここから音の感想を。
サウンドとしては全体的に明瞭です。冷たいという印象を受ける方もいらっしゃるでしょう。
そしてなにより作れるサウンドの幅の広さがとんでもないです。
Bill Frisellのように薄くユラユラさせてもそれっぽくなったり、
Van Halen弾いてもかなり合います。むしろ得意なのはこっち?
SPEEDとDEPTHを強めに設定すればロータリースピーカーっぽくなり
WAVEFORMの選択次第で飛び道具やロービットっぽいサウンドにも。
FEEDBACKとMANUAL、そしてMODEを組み合わせれば発振プレイもお手のものです。

結論、必要にして十分。











で、終わらないのが機材の楽しいところです。

優等生ゆえ、どれがこの機材の本当の音であり強みなのかわからない。
いや、間違いなくどれも本機から出力される本当の音なのですが、
なんならマルチの方が豊富な飛び道具が揃っているのではないか、とかね。
簡単にいうと、汎用性が高すぎてキャラが薄く、探求するにはつまらないということです。

はじめに万能って書きましたが、これが本機のキャラであり特徴、
長所であり欠点でもあるのかもしれませんね。



なんか後半かなり批判的に書きましたが、とても優秀なフェイザーだと思います。
これのおかげで自分がフェイザー系統の音で何を求めていたのか理解出来ました。




本日はそんな感じの締めで。
PR