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lovepedal Gen5 echo



幻想的な音ですねー。



数少ない読者の皆様、お久しぶりです。
レビュー第20弾!
今回はlovepedalのGen5 echoをご紹介します。

いちいち第○○弾!とか書いてますけど、実は第50弾くらいまでなら
書けるくらいのネタは余裕で存在するのです。
ないのは、時間とやる気
第50弾までいったら終わりを考えます。



テープエコーをシミュレートしたデジタルディレイが本機、ということです。
音のセンスはいつものラブペダル、抜群だと思います。
少なくとも私の好みにはドンピシャです。
減衰音は高域がややまろやかに、かつ低域の方が削れが大きく
輪郭が残ったまま中身が抜け落ちていくような減衰の仕方をします。
↑設定次第ですが。



コントロールは
mix, delay, boost, back, modです。
念の為に、mixは言葉通り原音とディレイ音の混ぜ具合、
delayは返りのスピード、boostは原音のブースト、
backはディレイ音の返りの回数、modはモジュレーションです。

mixは12時を境に原音がどんどん埋もれていく感じがしてきますので
boostの設定と組み合わせなければなりません。
mixがマックスでは原音が消滅するのでboostは関係なくなりますが。
delayは0に設定するとスラップバックっぽくなります。
最大で750msでしたっけ…必要十分です。
boostは前述のとおり、mixとの組み合わせにおいてキモです。
mixを0にしてクリーンブースターとして、あるいはmixを上げて
一発でboost&delayをonにしてソロ、みたいなことも出来ます。
backはお好みですが、上記の動画のような儚いディレイ音を出したければ
やや上げ目に設定することになるでしょう。
modはコーラス効果ですね。delayとの配分次第でピッチシフトというか
儚さのようなものも演出できます。
ウネウネして気持ち悪いってくらいにしても、delayを下げると
曲にとてもよく馴染むテープエコーのような音が出せたりします。



次に発振ですが、backを上げきると出来ます。
BBDチップのアナログディレイのようなエグくてごん太の
発振音は期待できませんが、高域が特徴的だけど耳に痛くない
とても扱いやすい発振音が得られます。
アナログの低域の爆発したような音の太さには欠けるので、
リスナーに対するパンチは少ないかもしれません。
耳にも優しくノブが多いので、イジるのも非常に楽しいです
スタジオでは周りのメンバーに白い目で見られましたが。


さて、基本的に褒め路線で来ました本機ですが
最後にこき下ろしておこうかと。

とてもたくさんのことが出来、音も申し分ないdelayですが、
相互の調整の必要なノブが多いんですよ。
しかも相互の作用がノブによって結構何通りもあるので
扱いにくいと思われる御仁が大多数だと思ってしまったりもするのです
特に曲によって多少設定いじりたいギタリストは。
全体として気にせずアバウトに使ってしまうか、
かけっぱなしでも十分使えるシロモノなので
リバーブ的な使用法に統一しておいてmixは変えないとか
使用法を狭める何らかの工夫が必要です…
ノブが多いのに勿体無く思ってしまうのは筆者だけでしょうか。



lovepedal商法といってしまっては悪口に聞こえますが、
ガワを替えて中身は同じものを新商品として売り出すってことが
よく行われるんですよね、このメーカー。
本機以外の具体的なものの明言は避けますが。
で、Gen5 echoの後発にはEchophonicやEchophonic Jrがあるのです。
違いはあるのか、設定の煩わしさは改良されているのかと期待したら
まぁこのとおりでした。



うーん、まぁ好みですが、期待は裏切られるものなのかもしれません。
特に触りたいboostノブが小さいから余計にそう思うのかもしれないです。
どちらも本当にいいものだとは思うんですがね…。



以上で今日の記事を終わります。
満点をあげたいがあげきれない、惜しいディレイでした。

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