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Human Gear Fine DS



…なぜLyu:Lyuの動画を貼り付けたかというと、
ストラトとマーシャルの間にこれを突っ込むとちょうどこんな感じの音がするからです。





レビュー第4弾です。
探せば結構見つかるのですが、割と長く使ってたので書いてみます。



Human GearのFINE DS、FINEシリーズのディストーションモデルです。
Human Gearは八木浩さん主催のメーカーでして、
公式サイトの各モデルをクリックしてみればわかるのですが、
なかなか興味深い商品紹介が目を引きます
(HSWでもそうでしたが、このへんを興味深いと捉えるか胡散臭いと捉えるか、
誇大広告じゃないのかと疑うかは自由だと思います)。
ベンジーこと浅井健一さんが使用しているvivaceなんかで一気に有名になったんですかね?
あんま詳しくないですが。
あと、エフェクターについては塗装が剥げやすいことで有名です。



さてさて本題。本機Fine DSについてです。
コントロールツマミは左からボリューム・ゲイン・トーン。
それぞれの間にあるスイッチは左が非対称/対称クリッピングの切り替え、
右側はプレゼンス(アンプでいうブライトスイッチ?)です。

ボリュームはゲインやトーンと調節しながら上げていく感じだと思うのですが
目盛りがないのでちょっと不便に感じました。
通常の使用では10時~12時の間で調節するのだと思うのですが
少し動くと音量が変わってしまうため、個体に書かれている文字を頼りに
毎回微調整していたのを思い出します。

ゲインは、回すとクランチからディストーションまでスムーズに可変します。
これに関しては特に問題ありません。

トーンは、ブライトスイッチとの兼ね合いで音の抜け具合などを調節する感じですかね。
ボリュームにやや関係するタイプのトーンでもあります。

クリッピングの切り替えスイッチは、非対称を選択すると
上から下まで出る強めの暴れる歪みになります。
対称クリッピングだと、上と下がやや削られ、扱いやすいです。
この時の抜け感を確保するために、トーンを上げるかブライトスイッチをonにするか
したほうがいいんじゃないかと思います(とはいえ、元々抜けの良い歪みではありますが)。

ブライトスイッチは、前述のとおりです。
非対称クリッピング時にonにすればちょっとギラギラになります。
ストラトのミドルかリアを基調にアンプの音を作り、フロントPUを選択してこれをかませば
グラマラスかつキレのあるトーンの出来上がりでした。



音の印象ですが、全体の傾向としてはクリアでモダンです。
ローは量感がありながら適度に締まり、中域はコシと旨みを持ちつつも滑らか、
高域は抜けの良いややファズっぽいキラキラ感があります。
非対称クリッピング・歪みは適度・ブライトスイッチonにしてJC-120につなぎ、
間にテープディレイ系のシュミレーターを入れてチャンネルリンクして
ストラトでCharごっこをしていると友人曰く「似ている。音だけは」との評でした。

ニュアンスの出は良いです。ボリュームの追従性も良いです。
BD-2よりやや劣るくらい?全然ギターのボリューム絞っても使えます。
他のペダルと同時使用時に、ブーストされるのはやや苦手です。
ブーストする場合は用途次第って感じでしょうか。
ただ、ゲインはあまり上げないほうがいいかもしれません。
アンプをブースト場合はトーンを絞ったほうがいいでしょうか。

ちなみにわたしは単体使用がオススメです。
このペダル自体、キャラは濃いめなので。


いろいろと書きましたが、肝は量感のあるミッドだと感じました。
上記Lyu:Lyuの音源はCDの音源と少し違うのですが、CDの方ですとよりわかります。
ファズっぽい高域やブライトスイッチのお陰で抜けるので、無駄にトーンを回す必要がなく、
いかにミッドの旨みを引き出すかを考えたほうがいい音が作れるのではないかと。
ボリュームつまみはアレですが、音は大好きなペダルです。
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