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Human Gear Fine OD



FINEのODですよ奥さん。
長い井戸端会議はあまり好きではないので今回は手短に。



第17弾!本日はHuman GearのFINE ODをお届けします。
結構前にFINE DSというディストーションモデルはレビューしました。
今回紹介するこちらはFINE ODと名づけられていまして、
同じシリーズでも結構キャラが違う感じなんでその辺を書けたら、と。



このオーバードライブを使われている方で有名なところでは
元椿屋四重奏の中田裕二さん(メジャー以降?)、
UNISON SQUARE GARDENの齋藤宏介さんあたりでしょうか。
チラ裏ですが、両者ともゲインをかなり下げて使われているとの話です。



操作感やHuman Gearとはみたいな話は割愛いたしましょう
DSの時とほぼ一緒ですので。



音はTS系の範疇です。
最近のハイエンドTS系オーバードライブによくある
ミッドを盛りすぎない感じというか、
反応性の高さとキレのいいトレブルも持ち合わせています。
上の動画で確認できるように、歪みの量は思ったよりも稼げます。
Gainが9時以下ではちょっと色気の出るクリーンからクランチっぽい音、
それ以降は徐々にオーバードライブしていく感じです。
キレ云々についてを強調して言及してきましたが、Gainを上げていくと
ミッドの張り出し感と飽和感が出てきます。
これが楽器屋で試奏した時に非常に気持良く感じました。
その時に仲良しで物知りな店員さんといろいろお話をしたのですが、
全体の傾向としてはMashallの銘器Blues Breaker mk1を
ちょっとトレブリーにした感じとおっしゃってました。
こもる分ミドルの美味しさは劣るけれども、ボリュームの可変具合や
歪みのレンジ感、音痩せなどから考えてもこっちの方がオススメですって話でした。
ちなみに私がBlues Breaker目当てで店に言った時だったのですが
目の前でちょうど売れてしまい並べて試奏できませんでした。残念。



で、DSに比べるとどんな感じかってことです。
まず特徴的な出音からみてみると、ファズっ気が少なくなめらかな印象ですね。
トレブリーでやや硬質な歪みなのは似た特性ですが
DSがファズっぽいキラキラ感であるのに対し、ODでは
上述の通りキレのよさを感じる高域のヌケ方をします。
本機がTS系ならばDSはBD-2系の歪み方といいますか…そういう感じです。
DSより低音が出ていない印象も受けました。
また、歪みの量もDSに比べると劣ります。
しかし名称がオーバードライブだけに、DSよりも
クランチあたりの設定のしやすさでは圧勝ですね。

DSはよく歪むのでブースターとしての使用は条件次第でしたが、
本機ODモデルではアンプ・後段エフェクターへのブースターとしても
わりと卒なく使える音がしますので、そういう向きの方へはオススメです。
前段にブースターを置いての使用では、設定次第ではありますが
どっちかといえばODよりもDSの方が向いている気がします。

あと非常に個人的な意見ですが、やや玄人向きな気がします。
DSの方が上下の出方が派手で歪み方にも特徴があり、わかりやすいので。
それに比べるとODは味付けが薄めな印象があります。
何度も例に出しましたが、まさにTS9とBD-2の縮図を連想させます。
どちらがいいとかそういう話ではなく。


そうそう、DS同様JC-120でも非常に使える音になります。
以前どこかに動画が転がっていたのですが見つからないです。削除されちゃったのかな。
きれいなトレブルを生かせるよう、アンプのブライトスイッチは
切った方がいい結果が得られるかもしれませんね。



以上です。
要するに、最初に述べたとおり「結構キャラが違うよ」ってことを書きたかっただけです。
もしこの辺りの購入を考えている方の参考になれば幸いです。
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